2010年02月12日

『抱擁のかけら』

(※ネタバレあります)



(ストーリー:シネマトゥデイより抜粋)

愛する人と視力を失った14年前の事故を封印し、名前を変えて生きる脚本家のハリー(ルイス・オマール)。かつて、ハリーは新進気鋭の映画監督だった。ハリーは主演女優のレナ(ペネロペ・クルス)と激しい恋に落ちるが、レナには権力のあるパトロン、エルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)がいた。ある日、逃避行先の島で、二人を悲劇が襲う。



この映画ってストーリーはありがちな男女の三角関係がベースですが、話の進み方、構成がパイ生地のように繊細にそれぞれの人物の関係性が重なり合って進んで本当に引き込まれてしまいました。

ストーリーも十分素晴らしいのですが、何といってもこれはペネロペ・クルスを見る映画だわ〜!って感じで何とも言えず彼女が素晴らしく美しいのです。
アルモドバル監督のペネロペに対する愛をひしひしと感じる位ペネロペが完璧に美しい。

↑の予告編でも十分その美しさが分かると思いますが、特に初めてハリー(マテオ)と会う瞬間の振り返った彼女の美しさは神々しい程。

個人的にはオードリー風に髪をアップにしたショットではなく、ゆったりしたウェーブスタイル、あとプラチナブロンドのウィッグを着けた彼女がお気に入りです。

相変わらずペネロペのお洋服は今回も私のツボを押しまくりで、話の前半にナゾのマダム(?私この人が何だったのか良く理解できてません。もう一度見ないと)から仕事の電話を受けた時に着ていたお尻までカバーする赤い色のトップスがものすごく綺麗な色で、ペネロペに本当に似合ってた。

女優役という事で全般的にクラッシックな感じの大振りなアクセサりーをゴージャスに身につけています。
大振りなのだけれど、とても品があって素敵なデザイン。

それとアルモドバル監督独特の美的感覚が十分生かされた非の打ちどころのない画面全体の配色の美しさ。

どうしてこんなに全ての色味が完璧に調和した世界を作り出せるのか。もう溜め息がでるばかり。

ペネロペ以外ではハリーのエージェントのジュディットが着ていたお洋服の組み合わせも素敵だった。(黒のノースリーブにカーディガンって感じだけれど、色味が本当に綺麗)


印象に残ったシーンは。

エルネストに階段から突き落とされてケガを負ったレナがハリーに会いにきて、ハリーが彼女のモモのアザにキスするシーンが官能的。

私、エルネストと一緒にイビサ島に来たレナがトイレで吐いたシーンを見てその時は妊娠?と思ったのですが、ハリーに愛情を持ってしまったレナがパトロンのエルネストとずっと一緒にいる事のおぞましさから吐いてしまったんですね。

それにしてもエルネスト、見る限り初老(60歳から65歳位?)の男性ですが、イビサ島にこもって6回もセックスできる程お元気です。
レナが吐いた後にお化粧直しをしてまたベットに戻るシーンで、私てっきりエルネスト死んじゃった?って思いましたよ(笑)(本当はレナを驚かせようとしただけだった)

お金はあるけれど男性的、肉体的魅力はない初老の男性=エルネストがレナに執着する様子は滑稽で、そして哀れ。

エルネストJr.(=息子)にフィルムで映画の撮影中のレナを監視させて、その映像を読唇術のある女性を雇って彼女の語っている言葉を読ませるエルネスト。
レナに執着するあまりこんな陰険な事をやって、そして彼女の本心を知ってしまうエルネストに嫌悪感を持つと同時に少し同情もしました。

Jr.も父の愛人を一日中フィルムで監視って断れよ、そんな事。
まぁ、抗えないんだろうけれど、よくやるよ。

それにしても愛情と憎悪は紙一重。

私時代関係が出だしと後でよくつかめてなくって、最初のシーンとの関連性が良く理解できていません。DVDでもう一度見なければ。

それにしてもペネロペの母役の女優さん、ペネロペが特殊メイクで老けたのかと思う位似ていてびっくりでした。




posted by kk at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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