2011年01月11日

『クレアモントホテル』



※ストーリーはココで(シネマトゥデイ



DVD出たら絶対買いたい!と思った映画。
イギリスの女性作家・エリザベス・テイラーの原作との事。本も是非買ってみよう。

とても愛し合っていた夫、アーサーに先立たれたパルフリー夫人(ジョーン・プロウライト)と作家志望のハンサムな若者ルード(ルパート・フレンド)の関係をロンドンのこじんまりしたクレアモントホテルを舞台に描いたヒューマン作。

ルードはパルフリー夫人の孫と同じ26歳なのだけれど、時々パルフリー夫人がルードに男性の部分を見たりして一本調子でないのがなんとも。
ころんだパルフリー夫人の擦り傷を消毒してふーと息で乾かすシーンとか。

パルフリー夫人を食事に招待した席で、即興で夫、アーサーとの思い出を引き語りするルードと涙するパルフリー夫人のシーンが良い。

ほぼ後半まで絶妙な間合いとか、脇役達のキャラの雰囲気でコメディっぽい感じで笑ったと思ったら、一転まんまとボロ泣き。

それぞれ孤独な境遇でご臨終禁止、のホテルで家族に似た絆が出来てゆく過程も良かった。


主役のパルフリー夫人。
フランスのある程度年齢を重ねた女性は最後まで「女」である雰囲気を感じるのに対して(ジャンヌ・モローとか)、イギリス人の高齢の女性は女の部分はぐっと薄めな印象ながら私が感じるのは「dignity」。威厳とか品位。

パルフリー夫人の品の良いパール使いや、アクセントにあしらったストール、染みだらけの手に輝くエレガントな指輪。
お洋服はワンピースだったかな?

ラスト近くで病院服を着てベッドに横たわる彼女と、こういう質の良さそうなお洋服やアクセサリーを身につけた元気な彼女を見比べれると残酷なまでに別人。

不謹慎ながら年をとるほど、身だしなみが与える印象の大きさをこのシーンで実感したのでした。


お金がなくても本当の意味で育ちの良さ、芸術的才能を持っているルード。

この人、イタリアっぽい雰囲気もあるなー、なんて思っていました。

パルフリー夫人との出会いで、余りに親切すぎるので私だったらちょっと胡散臭いと感じるかも〜と思ってしまいました。ごめん。
こんな男前な孫がおったら自慢したいよねー。


この映画、最高のユーモアで笑わせときながら、「人生のオトシマエをどうつけるか。」がテーマなのか、と私は理解しましたが。


自分の晩年を想像した時、ベッドに入る度にもしもの覚悟がキチンとできるんだろうか、最後に何を思うんだろうか、なんて考えた映画でした。
posted by kk at 17:50| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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